水虫の原因といわれる白癬菌やインキンインキンタムシと同じ仲間で、人に寄生するカビの菌であるカンジダ菌。多くの人が保有しているカビといわれ、カンジダ菌が見つかったからといってすぐに病気だというわけではありません。人に寄生するこうしたカビができやすい箇所は、むれやすいところや湿り気の多い部位、つまり足や陰股部などにできやすいといわれています。中でも女性の陰部(膣、外陰部など)にできやすいカビの代表がカンジダなのです。
このほか、女性の乳房の下、赤ちゃんや老人のオムツをしている部分、水仕事の多い主婦の指の間、老人の入れ歯も湿り気が多く、カンジダができやすい部位です。カンジダは、口腔常在菌として普段から口の中にあるものですが、とくに入れ歯といった湿っているものを好んで集まってきます。 カビの付着した不潔な入れ歯を毎日装着していると炎症を起こす原因にもなりますので、お手入れはしっかりしなければなりません。また、カンジダにかかりやすい人の多くはカビに対する抵抗力が弱い人で、同じ人が同じ場所によくかかります。
女性の陰部に現れた場合、ナプキンなどがカンジダを悪化させることもあるため、おりものシートを使っている人は使用をやめ、1日何回も下着をかえたり、家ではしばらく下着をつけないで陰部の通気をよくするなどの工夫も大事。このようにむれやすい部分を清潔にし、通気性をよくすることがカンジダによる腟炎の予防になります。